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全国抗菌薬販売量2020年調査データ 2021年3月5日公開

AMR臨床リファレンスセンターは、「全国抗菌薬販売量2020年調査データ」を2021年3月5日に公開します。

薬剤耐性菌の増加が世界的に問題となっており、わが国でも2016年に薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが策定されました。2020年までの成果指標として、抗菌薬の販売量(全体)を2013年と比較して33%の減少、広域抗菌薬である内服セファロスポリン系薬、内服フルオロキノロン系薬、内服マクロライド系薬をそれぞれ50%減少させることが目標となっています。今回は、あらたに2020年までの全国抗菌薬販売量データを公開いたします。

全国抗菌薬販売量サーベイランス:

http://amrcrc.ncgm.go.jp/surveillance/020/20190902163931.html

◆今回発表のデータダイジェスト

2020年全国の抗菌薬販売量は10.6 DIDであり、2013年(14.9 DID)と比較して、28.9%減少しました。2019年と比べて大きく減少しましたが、これは抗菌薬適正使用が推進されただけでなく、新型コロナウイルス感染症の影響(新型コロナウイルス感染症以外の感染症による受診患者の減少等)も大きいと考えられます。

種類別にみると、2013年と比べて内服セファロスポリン系薬は42.8%、内服フルオロキノロン系薬は41.5%、内服マクロライド系薬は39.5%減少しています。

いずれも大きく減少しましたが、AMR対策アクションプランの数値目標達成までには至りませんでした。

全国の抗菌薬販売量(2013-2020)

◆結果の総括

薬剤耐性(AMR)アクションプランで指定されている内服広域抗菌薬を中心として、抗菌薬販売量は継続的に減少していましたが、2020年は劇的に減少しました。すべての内服抗菌薬における内服セファロスポリン系薬、内服フルオロキノロン系薬、内服マクロライド系薬を合計した割合が、2019年の75.3%から70.6%に減少しており(2013年は83.0%)、これは適正使用の意識が広がって広域抗菌薬の使用が減少したことを反映していると考えられます。今後も引き続き、適正使用を意識した抗菌薬の使用が大切となります。

AMR臨床リファレンスセンターでは、抗菌薬適正使用の推進に取り組むとともに、これからも定期的にサーベイランス情報を発信していきます。